続・さいなら天ちゃん

yakuto2006-02-19

ニホンイシガメの甲羅は黄色っぽい色からオレンジっぽい色、くすんだ色と、非常に個体差があるのですが、天山は非常にキレイな黄色でした。甲羅もぷっくりと盛り上がってきており、何度眺めても(親バカですが)キレイだな〜と思わずにはいられません。
昨年の4月(うちに来た時)天は水カビ病にかかっていました。はじめは「脱皮だろう」と思っていたのですがどうも様子がヘンです。今なら判断できますが、当時は脱皮なのか病気なのか判断がつきませんでした。そしてその治療が大変。少し良くなったと思ってもすぐぶり返すの繰り返し。子ガメの水カビ病は命にかかわるので「すぐにでも死んでしまうんじゃなかろうか」と毎日思っていました。水カビ治療は頻繁な水替えと(カルキを抜いた水)乾燥をさせることが大切で、ほかにイソジン(我が家では先生のすすめでイソジンうがい薬を使用)を塗って殺菌したり、病院でもお薬があったり、まぁ・・それなりに方法があるようです。でも、天はなっかなか治りませんでした。水カビ病で落ちてしまった体力が治りを遅くさせたのかもしれません。
治療開始から3ヶ月ほどたったある日「グリーンウォーターがいいのでは・・」とフッと思いました。グリーンウォーターというのは、淡水魚などを飼ったことがある方ならピンとくると思いますが、水槽の水の色が緑っぽくなって、水槽に藻のようなものが生えてくる・・あの水のことです。毎日水替えをしていたらグリーンウォーターにはまずなりません。でも、ろ過装置を使用しない限りカメには毎日の水替えが欠かせません(と、私は考えています)そこで私は、替えの水を(手間はかかりますが)グリーンウォーターにしました。
これが効果テキメン。数日できれいさっぱり水カビは消え、再発もせず元気になったのです。やった〜!
それからというもの、天は見違えるように丈夫になり、うちのカメ達の中では一番よく食べ、甲羅干しにはげみ大きくなってゆき・・「あの病弱だった子が、こんなに元気に丸々成長して・・」と喜びました。
なのに・・天山は急ぎ足で逝ってしまったのです。あまり苦しまず死がおとずれたことを、願わずにはいられません。(写真は部屋散歩中の天山)・・・つづく