さいなら天ちゃん

yakuto2006-02-18

これから数日間はこのブログをはじめるきっかけになった出来事を書こうと思います。私にとって、言葉にするのは難しい出来事です。言葉にできない気持ちを無理矢理言葉に置きかえると・・どうなるんでしょう。たぶん後悔の気持ちでいっぱいになると思いますが・・・実験開始!

うちのカメは今現在ニホンイシガメ3人クサガメ1人です。でもついこの間まで、もう1人イシガメがいました。
その子の名前は天山。テンシャンと交ぜ読みです。言わずとしれたシルクロードを南路と北路に分けた山の名前からいただきました。うちのカメ達の名前は自然をあらわした言葉、もしくは地名をつけています。
その天ちゃんが先月のはじめに突然逝ってしましました。気付いた時は、まだ柔らかくて生きているようにしか見えないほど生気に満ちて見えましたが、持ち上げてみると反応もなくダラリとして、ハッと息が詰り一瞬パニックになりそうでした。「まだ戻ってきてくれるかもしれん!」と思い、人工呼吸(カメは甲羅があるので、両前足を押したり出したりして肺に空気を送り込みます)をしてみたり、タオルにくるんでこすって温めたり・・1時間くらいはしたと思います。でも、こころなしか死後硬直がはじまってきたのに気付き「ああ、天ちゃんは逝ってしまったんだなぁ」と思うと、なんだか気の抜けたような・・・・私はこういう時『感情シャットアウト』機能が自動的にオンになるものですから、涼しいところに安置して、それから他の子たちの水替えをして、どうするか考えないとだめだな・・・とか思い、サクサクと色んなことをこなしました。病院にも電話しましたが休診です。救急病院のような所にも電話しましたが、カメに詳しい先生がいないとのこと。
『庭に埋めようか・・いや、この住まいは賃貸でいつ出ていくかわからんからダメ』『どこか景色のいいところに埋めにいこうか(漫画版『風の谷のナウシカ』のテトの死の場面が私の理想に近いです)・・いや、ふんぎりがつかんからダメ』・・・考えているうちに、不本意ではあるが火葬にするしかないのかな〜と思い、同居人を叩き起こして動物を葬儀してくれるところをさがしてもらいました。見つけた葬儀屋さんは「カメさんの葬儀はあまり経験がないのですが・・」と言いつつ、とても良い対応をして下さったようです。結局「今日はお通夜をしたいので、明日お願いします・・」と同居人に頼んでもらい、天ちゃんを涼しいところに移しました。(写真は水替え時にタライに隔離されている子供達。左が天山。右が風雨(ふーう))・・・つづく。