テレビばっかり

yakuto2007-01-05

年末年始はかなりテレビを観て過ごしました。
私が好きそうな番組をメールなどで知らせてくださったみなさん、ありがとうございました。これからも気付いたら(そして私を思いだしたら)知らせてくれると本人は喜びます。
一番テレビを観ていたのは2日。箱根駅伝観て、ピース観て(とべ動物園にいる白熊ピースちゃんの特番)フィレンツェの特番を観て、ダーウィンが来た!の特番を観て、チベットの特番観て、フィレンツェの特番に戻る。テレビばっかり観た一日。番組表を見るとほかにも観たい番組がけっこうあった。
つけっぱなしにするとダラダラと観てしまうものなんだなぁ・・と思ったです。(興味があっても長時間(半日)集中して観るのは無理というのもわかった。前はそんなことなかった気もするんだけどなぁ・・慣れの問題か体力の低下か、違う理由か・・??)
3日に放送していたエジプトの特番が想像以上に良かった。司会が私の苦手な人だったので「どうしよっかな〜」と思ったのだけど、観てよかった。コマーシャルは短いし、コマーシャル後もさっさと話が進むし(コマーシャル前に放送していた映像を重ねて放送しないということ)内容もよかった。たぶん吉村先生のお力なのでしょうね。同居人とも話が弾む(主にシャンポリオンについて)
吉村先生と言えば、この頃は(大発見をされた後)ふしぎ発見!などに解答者として出なくなったけれどお元気そうでなにより。ふしぎ発見!に出演していた頃が懐かしい。ボッシュートされる吉村先生が懐かしい。
昨日は星野道夫さんの特番。映像は大変よかったです。星野さんの著書の引用がたくさん朗読されたのだけど、それに関しては朗読を聴くのではなく本を読む方がずっといいように感じる。読み進めたり、はたまた数ページ前に戻ったり、読むのをやめて余韻を楽しんだりをくり返しながら楽しむやり方が合っているように感じるなぁ。
星野さんの生き方や考え方、書いたもの、撮ったものに何かしらの影響を受けた人は多いと思うけれど、ご多分に漏れず私もそうです。星野さんが影響を受けた本を読みあさる程度に影響を受けました。
今でも写真展が数年に一度は開催されるけれど私は自宅で星野さんの足跡を楽しむのが一番好きだな。この頃は晩年に多く撮られた草花や木の実の写真に心魅かれます。自分の折々の心境によって心魅かれる写真が違うものなのだなぁ・・とつくづく思うです。以前はちっとも草木や実の写真に興味をそそられなかったもの。
星野さんの著書ではなく、星野さんを特集したものの中ではCOYOTEが一番お気に入り。「すげぇ」と思いましたよ。とくに星野さんの蔵書(700冊)のラインナップ。星野さんが生きておられたらどういう顔をされるだろうな。蔵書のラインナップに限らずどこを読んでもジーンとし、この特集を作ってくれた人に感謝してしまうです(COYOTEスイッチ・パブリッシングが出版しているのだけど、SWITCHでも星野さんの特集は何度もされていますよね)その中でも大変印象深いのが星野さんへの質問箱というページ。どれもこれも味わい深い質問、そして回答なのだけど・・・
Q.どうして一人で旅している時に自分の写真を撮るんですか?
という質問と星野さんの回答がたいへん良いのです。クスッと笑ってしまう。興味のある方はCOYOTEをご覧あれ。

星野道夫著作集〈5〉

星野道夫著作集〈5〉

星野さんの著作集は同居人に買ってもらった。知り合って間もない時に買ってもらったのだと思います。私の誕生日かなにかの時に買ってくれと頼んだのです(たいてい本をリクエストするのですよ。婚約指輪のかわりに本をもらったしな)
話題をテレビに戻すと・・・昨年一番印象に残ったテレビ番組はNHKが放送した萱野茂さんの追悼番組。萱野さんがお亡くなりになってから2ヶ月後くらいに放送された番組だったのだけれど、これは・・・作るのに2ヶ月かかるわ・・・と唸る内容だったです。じっくり時間をかけて丁寧に作られていたのがヒシヒシと伝わってきた。NHKの得意とする所というか、少なくとも私は(NHKに対し)そーいう番組作りを望んでいるので大満足と同時に、たいへん素晴らしい番組でありました。
文字や映像や音声が残るという事、また残らないということ。をまざまざと目のあたりにし、考えるきっかけを与えてくれました。萱野さんにまったく興味を持っていなかった同居人も引込まれて観ていた。今も話題に上るのだけど、これから先も折りに触れ話題に上がる何かがある番組でありました。
ほかには年末年始にやたらとさかなクンと(テレビを通して)遭遇したのは特筆すべきことでしょう。