滋賀の博物館
滋賀県立琵琶湖博物館とMIHO MUSEUMに行く予定をしていたのだが、博物館が想像以上の規模で、展示のひとつひとつが面白く「一日じゃまわりきれない!」という状況に陥ってしまい、MIHO MUSEUMの青山次郎展は先延ばし。佐川美術館では有元利夫展もやってるし見たいもの満載なのだけど、なんせ遠いから一日一施設しかまわれないのがじれったい。有元利夫展は行けぬだろうな。
滋賀県立琵琶湖博物館は開館10周年なんだそうな。展示内容が滋賀県と密接に関係していて面白い。
この博物館へは↓を読んだ時から行きたかったところ。
- 作者: 一瀬諭,滋賀県立衛生環境センター,若林徹哉,滋賀の理科教材研究委員会
- 出版社/メーカー: 合同出版
- 発売日: 2005/02/01
- メディア: 単行本
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プランクトン posted by (C)キリン子
そして、最近これ↓を読んでさらに行きたくなっておりました。
- 作者: 化学同人編集部
- 出版社/メーカー: 化学同人
- 発売日: 2006/04/20
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ブラックバス天丼が食べられるレストランには・・・なんか美味しそうなものがたくさんあり、私は(その誘惑に負け)べつのモノを食べてしまったです。同居人はブラックバスも入っている「みずうみの幸天丼」を食す。マス・ブラックバス・カボチャの天ぷらとテナガエビの素揚げがのっかっている天丼。かなり美味。米もうまし。
私が写真を撮ろうとしていると、何故か同居人が箸でテナガエビをいじくりまわしていて『・・・こやつはなにがしたいんじゃい』と思っておりましたが、「テナガエビのテのナガイところも写さなきゃね」と・・・・うむ、たしかに写さねばならぬだろう。同居人、気が効くじゃないか。と思いつつ写真を撮る。テナガエビのテを見てやってください。
どんぶり posted by (C)キリン子
同居人は中学校高校とプランクトン部(生物部)に所属し年がら年中(主に)淡水プランクトンを求め各地を彷徨っていたそうなのです。琵琶湖には合宿で来たらしい。そして同居人の一番好きなプランクトンはビワクンショウモらしい(ビワは琵琶湖のビワ。琵琶湖の固有種プランクトンであるそうです)なので琵琶湖(のプランクトン)には熱い想いがあるようだ。
今回も「今朝、琵琶湖から採集してきた水(プランクトン)」を見ることができる顕微鏡にかぶりついていました。「いたよ〜いたよ〜ビワクンショウモがいたよ〜」と大はしゃぎで私にも見せてくれた。カメノコワムシもいた。やはりシルエットがカメに似ているです。
琵琶湖 posted by (C)キリン子プランクトン採集には「プランクトンネット」と言われる専用の道具を使うのですが「ここ(博物館)で使っているネットと、おいらが使っていたネットは規格がちょっと違う」と熱心に見入っていた・・・。
左側にいるのが同居人なのですが・・・右側にある白衣を着た人のパネル・・・同居人にそっくりです。笑う。中央にある円錐状のものがプランクトンネット。
琵琶湖 posted by (C)キリン子
この博物館の良い点は、やはり地域に密着している研究施設であるということと、それを発信していることだと思います。論文もフツーに売っているものな。博物館なのに体験型施設がふんだんに盛り込まれている点もいいんじゃなかろうか?と思う。(琵琶湖博物館は「研究施設であり、文化施設であり、生涯学習施設であって、そして交流と情報のセンターと機能」するものなのだそうです)
展示内容に疑問が残るというか「それは、論点がズレているような気がする」というモノもあったけれど、問題を投げ掛けるということをやっている。と、いう視点からやはり面白いと感じました。
ふな posted by (C)キリン子
↑水族館スペースも圧巻。
一度では書ききれぬので、気がむいた時にちょこちょこ書いてゆこうと思うのですが、機会があれば行ってみる価値は十二分にあるです。私と同居人は一日でまわりきれなかった(いや、ものすごい早足でまわった)ので、もう2、3度は行きたいと思っております。
ピカイチで面白かったのは(たまたま遭遇した)のカイツブリへのエサやリ。飼育員さんがとても熱心で、エサやりタイムの前、準備をしながら(延々と)飼育や館内のことについて楽しく意見交換してらっしゃったのには感動してしまったです。
こういう熱意が、たいへん良い方向で館内に溢れているのが滋賀県立琵琶湖博物館だと思います。
言葉は適切でないかもしれないけど、企画写真展で見た「たなかみさま」という神事もたいへん興味深かったな。
ふなずし posted by (C)キリン子
↑「ふなずし」についての展示。こういうの、いいよねぇ。私は怖くて右にあるボタンは押せませんでした。