ウミガメ

yakuto2006-10-13

昨日に引続きウミガメの話。
先月行った名古屋港水族館・・・ウミガメの飼育繁殖放流などで有名です。
名古屋港水族館のウミガメ水槽のなにが凄いって、産卵場があるところ↓奥が水場。
ウミガメ水槽
ウミガメ水槽 posted by (C)キリン子
私が行った時は陸場にウミガメの皆様はいなかったけれど、足跡がわっさわっさついていました。「こ、これはどういうことなんじゃ!」と思っていたのですが、あとで調べたところ「偵察」に上陸することがあるそうです。
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岩場の陰で眠っているウミガメが大勢いらっしゃる。
ウミガメ水槽もさることながら、水族館に隣接するようにカメ類繁殖研究施設があります。すごい設備だよ↓実際にはもっと広いで。写真の奥の方に名古屋港が見える。
ウミガメ赤さん
ウミガメ赤さん posted by (C)キリン子
ウミガメチームの熱心さがビシビシと伝わってきた!よ〜な気がした。でも水族館はあんなに混んでいたのに研究施設には誰もいませんでした。チラッと覗いてどこぞに行ってしまう人もいた。
ここでは1歳になるウミガメの赤さん、2歳になるウミガメの赤さん・・種類はアカウミガメ、アオウミガメ、タイマイ、ヒメウミガメなどが生活しています。一見「どれが、どのカメ??ぜんぜんわからん!」と思うのですが、よくよく見ていたら「おぼろげながら、違うような気が・・」しました。1歳の子はとくにわからん。みんなまとめて「赤さん」にしか見えない自分が情けない。すこし大きくなると顔つきがあきらかに違うのでわかってきます。
タイマイ赤さん・2歳↓
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水族館内の水槽脇にあった解説文も素晴らしかったのですが、研究施設内にある解説文も読みごたえのあるものでした。水族館内では主にウミガメの産卵と孵化について、研究施設では種類と生息地域、生態成長について書いてありました。
そして入ってすぐ右のところに、ウミガメの頭蓋骨や、ウミガメが誤飲してしまったビニール袋などが胃袋と一緒に展示してあった↓写真右が胃袋とビニール袋。ビニール袋などを誤飲してしまうと消化されず、栄養も摂ることができず死んでしまうそうです。
ウミガメ
ウミガメ posted by (C)キリン子
こういう展示は是非水族館内でもしてほしいと思う。いや、水族館内でもじゃなくて入場者の多い水族館でしてほしい。発信者が強く伝えようとしていることは、見られる機会を少しでも増やす展示方法をしなければなかなか伝わらんと思う。
いつまでいても楽しかったな。土産売り場にカメの形をした帽子が売っていて、ほしくてたまらなかったけれどかぶる機会がないし荷物になるので断念。しかも「絶対買う」とチェックしていたウミガメの下敷きを買いわすれたのであります。
ニューギニアナガクビガメの赤ちゃん見たい。


話はかわるけど、今日↓を読んでいてヘンなものを発見。

決定版 日本の両生爬虫類

決定版 日本の両生爬虫類

今まで全然気付かなかったのですが・・各動物の紹介には大きくカタカナ名が書かれ、小さく学名と英名が書かれているのです。そこまでは「ふ〜ん」という感じなのですが、『漢字名』なるものまで書かれている。漢字名に関しては参考文献があるそうだ(その参考文献は図鑑の巻末に掲載されている)
たとえば・・・
ニホンイシガメ 学名・Mauremys japonica 英名・Jspanese pond turtle 漢字名・日本石亀
というふうに書いてある。
ミシシッピアカミミガメの漢字名はミシシッピ赤耳亀・・・
オットンガエルの漢字名はオットン蛙・・・・
ガラスヒバァの漢字名は烏ヒバァ・・・
ちなみにガラスヒバァというのは奄美諸島沖縄諸島に生息する蛇です。ミヤコヒバァ(漢字名は宮古ヒバァ)もいます。「○○ガラス」という形で「ガラス」を使うのはよく聞くけど「ガラス○○」なんてのもあるんですねぇ。
なんかヘン。
トカゲ全般は「蜥蜴」ではなく「石竜子」を採用していた。いいねぇ。
ウミガメのタイマイなんて読めなかったよ。漢字名・玳瑁・・・↓の写真の方は玳瑁。ものすごいスピードで交差しております。↑にアップしている眠っている方も赤さんも玳瑁。
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漢字名も載せようよ!とか、トカゲは石竜子やろ。この本にはそー書いてるもん!などと盛り上がりながら制作されたのかな?なんて想像すると、ヘンだけど楽しい趣向だと思います。参考資料までマジマジと読んでしまったし。もっと早く気付けばよかった。
うちのカメは日本石亀と臭亀です。「くさがめ」と記入し変換すると「草亀」になりますが、ほんとうは「臭亀」です。