庭のはなし

左隣りのお宅の庭は雑木林です(家の人が庭に出ている姿を見たことがない)
右隣りのお宅の庭は一面芝です(いつもコマメに手入れされている)
我が家の庭はちょうど中間ですかね。やや雑木林寄りってところでしょうか。引っこ抜いた草をそのまま放置しているので、非常に荒れた庭にみえます。
この対比が面白くて、しょちゅう観察しています。とくに大雨の日は面白いです。
右隣の芝庭はアッという間に水たまりができて、いかにも水はけが悪そう。
我が家庭は水たまりできず。しかし歩いてみると、じんわりと水が染み出してくる。
左隣の雑木庭は草木がぐんぐんと水を吸い上げているようで、まったく水たまりなし。歩いても水が染み出してこないんじゃないだろうか?
草の生長スピードも全然違う感じがします。
冬になれば「あ、あの雑木林が!いや、うちの庭も!」と思うくらい草が枯れ見晴らしがよくなるし、夏になれば「見ているだけで暑苦しい・・・」と思う生長をとげる。
そして、やはり木やら草が多いところに虫なども多く生息しているようで、野鳥が来る頻度が高いのは雑木庭。うちの庭には萩があるので豆ができだすと小鳥が来ます。
ハシボソガラスが来る時もあるのですが「あんなところに、あんな虫がいたのか」と感心する素早さで獲物を捕獲し、その獲物を振り乱し壁などに叩きつけながら食っている。ほかのカラス(たいてい2,3羽でくる)は横取りをするわけでもなく「いいな〜」という感じで、ウロウロしながら獲物を探している。私が部屋の中からジッとみていると(不気味です)「めっかっちった?」という風情で、遠くに行ってしまう。

↑この本を読んで、スズメとかカラスに興味を持つ方が多いかもしれんです。
猫も毎晩来ます。第一の目的はうちのメダカ・エビ水槽の水で喉を潤すことだと思うのですが、トカゲなども捕っているのかもしれん。たまに庭で大暴れしている音がするからな。今日、はじめて仔猫の姿を見たです。メダカ水槽のあたりで鳴いているので、ソッと見ると目が合ってしまったのじゃ。目のクリクリしたサバ猫でした。
木版画友達と植物の話をよくするのですが(みんな詳しい人ばかりなので。私一人詳しくない)この前は、梨とイチジクの木とシダ植物とカラスの話で盛り上がった。シダ植物の話から、戦後発足された沖縄調査団の話になったのは非常に面白かった。まさかそんな話になるとは思っていなかったから、余計に面白く感じたのかもしれないけれど・・・・最後は笹山にある酒蔵の話と芦屋にあるおでん屋の話になっていた。
あ〜私の大好きなシダ植物を庭に植えて観察しまくりたい。胞子の世界にどっぷり浸かりたい。
シダ植物 (野外観察ハンドブック)

シダ植物 (野外観察ハンドブック)

↑写真がきれいで見ているだけで楽しい。
植物と菌類30講 (図説生物学30講 植物編)

植物と菌類30講 (図説生物学30講 植物編)

↑↓沖縄調査団の話のきっかけになった岩槻先生。↓では一部書いておられます。
移入・外来・侵入種―生物多様性を脅かすもの

移入・外来・侵入種―生物多様性を脅かすもの

そーいや、この前、すんげ〜恥ずかしいことがあった。「冬の雀は小石」とかいうブログ名にしているにもかかわらず「ホオジロ」を「スズメですね〜」と言ってしまった。穴があったら入りたい気分になりましたが、その後、ホオジロのオスは縄張り意識が高いという話から、宮本武蔵の描いた鳥の絵の話になり(枝の先に鳥が止まっている有名な軸)あの鳥はモズであると教えてもらった。私が知らなかっただけで、絵が好きな人や宮本武蔵が好きな人であれば周知の事であろうよ。
私が「晩年は剣を捨てたといえ、やっぱり剣豪だけあってハヤニエなどをする鳥に共感を持ったんですかねぇ」と言ったら「スズメとホオジロの区別がつかんのに、ハヤニエは知ってるんやな〜」と褒めて?もらった。