刊行開始しました。

はまぞうのは単行本ですが、文庫が刊行開始。集める集める。楽しみが増えた。本について書いてあるのが早く読みたい。アン・モロー・リンドバーグのことを書いてある文章がとってもよかったのだ。ノートに書きだして保存しているくらいよかった。「さようなら」について書いてあった。アン・モロー・リンドバーグといえば吉田健一訳の「海からの贈物」
海からの贈物 (新潮文庫)

海からの贈物 (新潮文庫)

が有名だけれど(吉田健一といえば・・・同居人にもらった婚約祝い(婚約指輪のかわり)が吉田健一の著作集であった)
私の中では「翼よ、北に」だ。
翼よ、北に

翼よ、北に

「翼よ、北に」の存在を私に教えてくれたのは須賀さんでありました。
そういえば、図書館で白水社から出版された須賀さんの本を見つけた時は、内容と装丁がピッタリで「いい佇まいじゃの〜」と思いましたよ。(白水社のメルマガは面白いです。私はファンです。とくに編集後記)
須賀さんの文章というのは、なんともいえない「なにかを懐かしんでいる」雰囲気がとてもよくて、つらくて思いだしたくないような事があったとしても、生きてさえいればこうして振り返ることができる日が来るのかも・・・と思わせてくれる文章ばかりだ。
ぜんぜん話は違うし、私はブログでこーいう事は書きたくないんだけど・・・「美しい」という言葉を乱用してほしくないですね。テレビやら新聞やらで遭遇するたびにムッとした気持ちになるよ・・・・。
むやみに乱用されることで、本来持つその言葉の力やキラキラがどんどん失せていってしまうんだよなぁ。これから何年も使えない言葉になってしまうのは哀しすぎる。ただいま乱用している方も含め、ほんとうにイヤです。