ひめじ

yakuto2006-07-19

先日行った姫路市立水族館の続き。
姫路市立水族館にはカメがいっぱいおり、ウミガメ水槽とは別に「カメ池」なるものがあります。そこにはミシシッピアカミミガメクサガメ、ニホンイシガメが同居し生活しており、日陰、日向、水場、陸場(産卵場)などがイイ感じで作られいます。
カメ池
カメ池 posted from フォト蔵
私は「あ〜すればいいのか〜なるほどなぁ。形を変えればうちでもできるかもしれん・・・」とブツブツ言い通しでした。カメ池と隣接し別のカメ池(小さいカメなどがいる)やビオトープ水槽などもあり、植物の名前を全然知らない私にとっては、カメ池ゾーン全体が勉強の場です。いや、姫路市立水族館全体が勉強の場なのかもしれん。
私にとって動物園や水族館というのは、すんげ〜楽しい!時間の経つのも忘れる!!と思うと同時に「心持ちをシャンとして見なければいけない」という気分にさせられる所です。それはたぶん、人の都合で見せ物になっている動物に対しての後ろめたさであり、「私の欲望で、その動物達の生活を見せて頂いている」・・という気持ちが拭えないからなのでは?と感じています。
うまくは言えないのですが、(私の見たい!という欲望にこたえて)見せていただいているのだから、そこから何かしら学び取りたい。考えたい。そうするのが道理なのではないか・・と思っている節があります。
それは動物園や水族館の存在を否定しているのではなく、私はそう思いながら動物園や水族館に(けっこう頻繁に)足を運んでいる・・ということなんですけれどね(私の貧困な言葉ではうまく書けねぇです)
上のようなことは、うちのカメに対しても同じような事を思っているし、自然環境で生活している動植物に対しても思っていることです。「迷惑でしょうが、ちょっとだけ見せてくださいね」という感じです。(動物園や水族館ではより一層それらを感じるという事になるのかな??
話はカメ池にもどり、私は(はじめて意識して)カメの脱皮というものを目撃いたしました。アカミミガメが見事な脱皮をしているのです。甲羅がペリペリめくれかえっている。単純に「おお〜!脱皮してるよ!あれは脱皮じゃ」などと騒ぎました。
ほかにはアカミミガメが産卵をしておりました。私が想像していたよりもズッと固そうな産卵場の砂(土)をユックリ丁寧に掘り返している子と、産卵が終り埋めている子がおった。クサガメやイシガメは早朝などに産卵する場合が多いそうなのですが、アカミミガメは関係ないそうです。
産卵風景
産卵風景 posted from フォト蔵
人の都合で日本に連れてこられて、さまざまな理由で捨てられたり、脱走などをしたあげく繁殖し、外来生物として問題視されているアカミミさんが一所懸命産卵している姿を見るのは、もう、なんだか切ない。
アカミミ、クサガメ、イシガメとが同居していると色々比べられるわけですが、正直な感想は「イシガメって頭ちぃせ〜な」とか「クサガメのメスは頭でけぇ〜な」とか「アカミミはでけぇ〜な」とか・・もう大きさばかりに目がいきました・・・ははは。ほかには「あのイシガメの甲羅のキレイなこと!もうすげ〜キレイ」など・・・(・・;)
左からクサガメ・ミシシッピアカミミガメ・ニホンイシガメ
左からクサガメ・ミシシッピアカミミガメ・ニホンイシガメ posted from フォト蔵
ほかには、うちのカメとの相違点を発見しては喜んでおりました。似た行動を取っているのを見ても「おお〜!」と思い、全然違う行動を取っているのを見ても「おお〜!」と思うのだから世話ない。
カメ池を後にする時(そのあとに用事が控えていたので、ずっとは見ていられなかった)カメ池に設置されているカメの説明書きを読んでいた同居人が「く、クサガメって草亀じゃなくて臭亀なの!!じゃ〜うちにいるクサガメは臭い亀なの〜!むきー!」とわめきよった。なにを今更・・・。
クサガメは危険を感じた時に足の根元からニオイを出すのです。うちのカメは出さないよ。でも、ちっこい時はなんかたまにヘンなニオイがした。私は別にくさいとは感じなかった」と言い返す。
夜に帰宅したとたん同居人はプンタ(うちのクサガメ)をまじまじと見て「クサイカメ」とほざいておった。そんなこと言うヤツにはクサガメの威力を発揮してやれプンタ!と思いましたね。
プンタ
プンタ posted from フォト蔵
一番上にある大きい写真に真っ黒なカメがいますが、クサガメのオスです。いづれプンタもあの子みたいになるのだ。