ハンドルネーム

わたくし、もう8年(でしたっけ?)ばかり「キリン子」してます。ちなみに親につけてもらった名前は「めぐみ」
はじまりは「体力があるうちに日本以外の空気を身体で感じたい。時間と体力が許す時なんてそうそうない」と申し込んだ船旅がはじまり。結局は船内で体調を崩しましたが楽しい日々であった。あらためて私は日本文化が好きなんだと再発見できたし、同時に他の国のことも好きなんだと思いました。知りたい、知ってもらいたい。という感情は時にはエゴと互いの衝突にもなりますが、素晴らしい感情のひとつだと気付かされたのは大きな収穫だったと思います。
当り前ですけど船旅は移動手段が船で、移動中(旅行日程のほとんどは移動中)に船内をウロウロして好きなこと(たまに気の進まないこと)をします。そして船内では毎日{船内新聞}なるものが発行され、その作り手はスタッフと乗客。私はわけもわからないまま同室になった人に誘われて新聞作りのお手伝いをすることになりました。
はじめは「あの〜、船内新聞に載せるので何か書いてくれませんか?」と乗客のみなさんに(私も乗客だけど)頼んだり、記事の清書、印刷の手伝いをしていたのですが、途中から私も記事そのものを書くようになり・・そこで登場したのが「記事書いた人=キリン子」
どうして「キリン子」にしたのかは憶えていませんが、キリンジがメジャーデビューする記念だとか、キリンが好きだとか、キリンに子をつけたら語感が良いとかそんな理由だったんじゃないかなぁ?ふむ、たぶん語感が良いと思ったんでしょうね。明るくて快活そうでいいじゃないですか(私の得意技は「ないものねだり」)実際の私は背も小さく、首も長くありません。
まぁ、いくらそこで「キリン子」が日夜陰日向に活躍!?しても船旅が終われば自然消滅してしまうのが普通です。船友達には「めぐみ〜」とか呼ばれていたし。
しかしですね、下船後たった一人だけ私のことを「キリン子」と呼び続けた人がおりまして、その方は乗客ではなくスタッフだったのですが今も仲良くしていだだいており「キリン子はキリン子だよねぇ」と言ってくださいます(私は乗船中その人のファンだった。今もファンですよ、はい。)塵も積もれば・・・で、その方のお友達が(私と共通する友達もいる)ここ2年程でみ〜んな私のことを「キリン子」と呼ぶようになってしまいました。その人友達多いんだよ。
とても不服そうに書いてますけど「キリン子」という名前は気に入っているし、それが消えずに残っているのも大変嬉しいです。ばあちゃんになっても「キリン子」とか言われるのかな?と思うとほほ笑ましい。恥ずかしがらず今までずっと「キリン子」と呼んでくれたカメ嫌いの方(どう呼べばいいものでしょう?)どうもありがとうございます。
ホームページやブログなどが普及し、お互いをハンドルネームで呼合うことが普通になるちょっと前から(当時はハンドルネームという言葉は一般的でなかったし、私は知らなかったです)「キリン子」という名前が存在し呼ばれていたので、自然とブログ上でも「キリン子」にしてしまいましたが、いつの日か「めぐみ」って名前より「キリン子」と呼ばれる方が多くなってしまうんじゃなかろうか?と懸念しています。もうすでに多いかもしれん。
そうなったあかつきには妹尾河童さんみたいに改名するしかないね。