銀四郎

yakuto2006-02-15

実家にいる犬が12歳になりました。あぁ〜早いなあ・・とつくづく思います。
12年前の4月、私は専門学校に入学しました。健康診断だかなんだか(とにかく授業がまだはじまっていない時期)に「一緒に(健康診断を)まわろ〜!」と声をかけてくれた人がいました。その人と色々話しながらまわっていたら犬の話になり、なんでも彼女の家で子犬が産まれ、貰い手のつかない子がいて母犬と一緒に飼おうと考えているとのこと。明細はすっかり忘れましたが「私がひきとる」という事になり、翌日ひきとりに行きました。お互いの家が遠かったので(私が兵庫、彼女が滋賀)車で往復5、6時間かかったことを覚えています。
真っ白で丸々とした子犬で、兄弟姉妹の中では一番気が弱かったらしい男の子。名前はいろいろ考えましたが、最終的に「銀四郎」に決定。もちろん『蒲田行進曲』王将ベンツの銀ちゃんからいただいた名前です。
どの子犬も子犬であるがゆえに手がかかり、それが楽しくもあると思いますが、おとなしいとはいえ銀ちゃんも手がかかりました。歯が生えかわる時期には家中の家具が齧られ、日に日に大きくなることを(本人は)一向に気にせず、人の上に乗ってきて暴れます。ただ、トイレのしつけはとっても楽で、結構早くおぼえました。
そうこうしているうちに、阪神淡路大震災を経験したり家族が増えたり(猫のミーコと犬のリュウ)サヨナラしたりと色々ありましたが、銀ちゃんは老齢にさしかかっています。白内障も出て来たし、なんだか散歩の時間も減り、今まで何度も思ってきたことではあるけれど、やはり犬の寿命は人間のソレにくらべ圧倒的に短いのだな・・と感じずにはいられません。
生き物すべてに共通することかもしれませんが(生き物でなくてもそうかもしれない)若い時はむきだしの命がそこに存在するだけて愛くるしい・・と感じます。老齢になると、しみじみとそこはかとない雰囲気が言葉にならないくらい愛おしく感じます。
勝手な希望ではあるけれど、長生きしてくれよ〜銀ちゃん。