ここ半年ほど、ぐるぐる考えることと、考えないでえいやあと飛び込むことがあって、もうちょっと先の私は、今のことを懐かしく思い出すんだろうか…アンニュイに。と思う時があるけれど、きっと懐かしく思い出すことはないと思う(おそらく資質の問題。不必要に情緒に欠けるんだ)。
この前、元同居人とばたばた忙しく会った時も、懐かしい感じもなんもなかったのでした。何年か一緒に住んで、一時は同じ部屋で寝起きしていたのに、懐かしい話もなければ、思い出話に華が咲くこともなかった。なんかの拍子に元同居人が「過去のことってなんかぜんぶ楽しいことしか思い出せないよねぇ。」と言い出して、ちょっと話したその楽しさってのが、ものすごく淡々とした楽しさだったから、懐かしいというよりは「昨日こんなことがあって」に近い感じだった。元同居人も「懐かしさ」みたいなのをあまり持ち合わせていない人なんだと思う…おそらく私以上に。何故なら楽しいことしか思い出せないんじゃなくて、楽しいことも含めて思い出はどんどん忘却の彼方にいってしまうようだから。
唯一「懐かしい」というフレーズが出たのがハートチップル。元同居人は関東の人だからハートチップルは子供の頃から食べていたらしい。食べ物のことだけは懐かしさをともなって話せる自信あり。