yakuto2009-12-14

写真は黒とまと。黒いトマトというよりは、熟れてなさそうな、どす黒いなにかの実。に見えた。黒とまとなるものが、この世にはあるのかぁ〜と思っていたら、その日の晩にテレビで黒とまとが出てきてた。珍しくて高級ってテレビでは流れており、写真のとまとは珍しいかもしんないけど(思わず写真に撮るくらいなんだから、私にとってはすごく珍しかった&おもしろかった)高級というお値段ではなかった。思い出そうとしても(その日の昼間に見たばかりなのに)首をかしげるばかりで、どうしても思い出せないほど値段だった。同じ近畿圏で採れたものだったから、値段もそんなに張らなかったのかな?とか思ったけれど、どんなものなんだろう。
トマトといえば、夏の毎日のおやつでした。あと、キュウリ。勝手口(というか、だだっぴろい土間。私の憧れのなにもかもがそこにあった。)に塩が置いてあって、バケツに入ってるキュウリとかトマトを勝手に取って食う(食う。という表現がもっとも似つかわしい)ノドが乾いたら、土間に置いてある外の冷蔵庫ってのからオロナミンCを勝手に取って飲むんだけれど、オロナミンCを飲んだ事はじーさんばーさん(とくにじーさん)にチェックされたので、10回飲みたいと思って1回くらいしか飲めなかったから、今もオロナミンCといえば、すごくおいしくて、羨望やまない飲み物というイメージがあるのでした。なにか頑張って手伝いした日なんかは、じーさんが外の冷蔵庫からオロナミンCを私に手渡してくれて、『大人にとってのビールってこんな感じなんやろう。ぷは〜』と悦になっていたりもした。あの量の少なさがまた羨望度&飲んだ時の満足度を上げるんだ。
自分のお金でオロナミンCを買えるようになって、そんなに美味しいものでもないな。って感じた時があったけれど『今日は私の舌がどうかしてるんやろう…』と思ってしまうくらい、憧れの飲み物。その外の冷蔵庫には、何故かオロナミンCばかりが入っていて、他の用途はほとんどなかったんだと思うけど、あまりの憧れ具合でいつの間にか記憶が違ったんかいな?と思う。