yakuto2009-11-20

ここひと月ほどに2度もsolusのアトリエにお邪魔する。アトリエのある有馬は先月も今月も葉が色づき見目麗しかった。今年はイチョウがとても美しい色の変化を遂げているように感じますが、実際のところどうなんでしょう?我が家の近くにはイチョウの巨木(ほんとうに巨木)があり、その方は毎年盛大な黄葉を見せてくれますが、今年はさらに盛大だと勝手に悦になっています。
アトリエには2歳になるワンさんがいるのですが(ワンさんと言えども、うちの銀四郎と一緒でワンと吠えない)このひと月でグッと大人(大犬?「おおいぬ」にあらず)になったと思う。銀ちゃんは小さい頃の時と変わらず、16歳になった今も吠えなくて、クールで、王者毛*1もすごいですが、ポテちゃん(ワンさんのお名前)も、きっとそうなるんじゃないかと思い(ポテちゃんはクールではなくフレンドリー)番犬にはならないけど、きっと楽しい生活だろうなー。
solusデザイナーのみすずさんに、メガネケースのリメイクを頼んでいたのですが、私が普段選ばないような革をチョイスしたので、使う時に新鮮というかドキドキです。以前にお願いした名刺入れは、モロ私好みという感じなのですが、たいてい革だけ選んで「あとは好きに作ってー」と放り投げてしまうので、出来上がりがいつも楽しみです。オーダーの面白みのひとつに、お互いの主張がいい感じで作品になる点でしょう。みすずさんの作品のいいところは(私が感じる)は、暗かったり、いい意味でのアクの強さがある所に他ならないのですが、ピンクという色を使っても、やっぱりそうなるんだなーと、見てて楽しい。ドロドロカサカサしていていい。ドロドロとカサカサは同時に存在できるのだ。絵画的であり職人的である点がなんとも言えず素敵。
彼女はもともと染色や織りなどをされており、何の因果か私がそちら方面で仕事をすることになり色々と教えていただく。なんか人生どこでどうなるかわかんないよねー。という話になったけど、本当にそうで私はかなり流されて今に至っている気がする。何かしら向こうからお呼びがかかって、自分なりにこたえようとジタバタしているうちに繋がりができて…面白いことに巻き込まれて。
その面白いことは、たいてい体が追いつかなくて、悔しい思いをすることがセットになっているけれど、体が追いつくようなやり方とか、自分がしたいやり方とか…世間のスピードや価値観に振り回されないやり方とか、きっとある。と、この頃は感じるようになってきた。前は残念な意味で打ちのめされることが多すぎて到底そうは思えなかったけど、ここ何年かの(人でもモノでも出来事でも)出会いやはそう感じさせる瞬間が何度もあったのでした。
ねこ
ねこ
有馬で見かけたニャンさん。絵になりすぎ!だけど、実際にはさらに輪をかけた美猫。
今日、本屋と図書館で染めではなく織りの本??を読んでみたのだけど(あまりに表面しかしらないので、もうちょっと知っておこうと思って)ハマるかも。

*1:王者毛=ライオンのたてがみのように顔まわりと胸まわりがモフモフの毛に覆われている状態。