年に何度か近況報告をくれる友達がいて(もう5年以上会っていない。)この近況報告の内容が、いつも本のことや映画のことや音楽のことやゲームのことなど。の感想が延々と書いてあるのです。とくに本と漫画。再読したも本の感想も書いてくるので『阿房列車の感想を何回書けば気がすむんだよ!』と内心思ったりしながら、私はその感想を読むのです。
例にあげた阿房列車などは題名を書かずにいきなり感想がはじまり、なおかつたいへん細かい描写についての感想であったりするので、こちらは何度か読んで『これは・・・阿房の感想・・・か??あ〜わかんねぇな。でもなんとなく阿房っぽい。』となります。まったくお手上げ!なんて感想ではなく、そこはかとなく何の本についての感想を書いているのかがわかるように書いてあるのがミソ。手の込んだことをするな。と毎度感心する以上に呆れています。とっても忙しい人のはずなのに。
今回のメールにはカメに関することが書いてあり、感想以外のことを書くなんて!と、仰天する。仰天しながらカメに関する文章を読んでいると、結局は本の感想(どうも飼育書を立ち読みしたらしい)でありました。友達はカメを飼っていないし、興味もないし、たぶんどちらかというとカメが好きではない。きっと爬虫類全般が好きではない。ただ私がカメを飼っているのを知っているので、なんとなく立ち読みしたのでしょう。感想自体は本人は真剣なのだけど、都市伝説ができるんじゃないか?というようなものでありました。甲羅干しの効能について。とか・・・。すごくとんちんかんで、でもあながり間違ってはいない。けどやっぱりなんか間違ってる。のです。
以前私が(上の友達とは違う友達と)赤さんの話をしていて「パンパースがな」と言ったら、「うちはメリーズ」と答えられキョトンとしたことを思い出したです。私の中ではパンパース=おむつ。だったので『メリーズって何言ってんだろう?』とキョトンとなったのです。一拍おいて「あ〜パンパースって商品名か。で、友達宅の赤さんはパンパースじゃなくてメリーズを使用しているのか!ははは。」となったわけですが、あれはなんだかとんちんかんな会話だったと今でも思います。赤さんがいる人なんかは、おむつのメーカーを網羅していて、そういう細かい会話を常日ごろしているんだろうけれど、私は真剣にパンパース=おむつ。おむつ=パンパース。でしたから。目からウロコの出来事だった上にとても楽しい出来事だったので、時々思い出しては人に話すくらい。
その分野のことをあるていど知っている人と、ほぼ知らない人の会話って、教える教えられる関係ではない場合、とても滑稽。