ないです

あの本、今読みたい、すぐ読みたい・・・と(私にしては珍しく)情熱的に思っているのに見当たらない。どこにやったかわからない・・・という時があります。ただいま真っただ中イライラ中。もう2日も出てこない。記憶では電話機の横に置いてあったのに・・・ない。違う本が鎮座している(須賀敦子の本を探して、見つけたのは宮本常一・・・結局ペラペラめくって、しまいには読み込んでしまった。私が今読みたいのは須賀さんなのに!)
で、本棚をバーッとみたのですが、もう、なんというか自分に呆れました。一部を除いて(そのほとんどが)並べ方、支離滅裂。一貫性なし。考え方によっては『無秩序を目指し、本棚を見るものを混乱に陥れることを目的としている』かのようでした。なんせ並べた本人が混乱しました。続き物の本や漫画なのに・・・どこに2巻があって、どこに3巻があるかわからない。で、いきなり8巻が登場したりするのです。
たぶん再読に再読を重ねるうちに「テキトー」に本棚に入れるようになった模様(なぜなら、好きな本ほどバラバラである。でも特別好きな本は「秩序ある一部」のコーナーに鎮座しているので無事)どうでもいい本と特別好きな本はキレイで、好きな本はグチャグチャということです。
グチャグチャの一部を書き記すと、太田光安岡章太郎深沢七郎に挟まれ、深沢七郎太田光宮沢章夫に挟まれ、宮沢章夫の隣りには阿佐田哲也、その隣りには色川武大、そのまた隣りには武田百合子武田泰淳と続いておった。
阿佐田哲也あたりから関連性があって(内心ホッとする)

ドサ健ばくち地獄 (下) (角川文庫 (5835))

ドサ健ばくち地獄 (下) (角川文庫 (5835))

怪しい来客簿 (文春文庫)

怪しい来客簿 (文春文庫)

犬が星見た―ロシア旅行 (中公文庫)

犬が星見た―ロシア旅行 (中公文庫)

富士 (中公文庫)

富士 (中公文庫)

↑こう並んでおりました『ドサ健ばくち地獄』は下巻のみ(黒鉄ヒロシはホント絵が達者ですよねぇ)
阿佐田哲也色川武大は同一人物で関連。
色川武大武田百合子は『犬が星見た』の解説を色川武大が書いているので関連(これがいいんだ。何度読んでもジーンとくる)
武田百合子・泰淳は夫婦なので関連。
あぁ・・・・なんともささやかな関連。
泰淳の『富士』の隣りに百合子の『富士日記』があれば愛犬『ポコ』で関連だったのに、泰淳『富士』の隣りには
命からがら―誰も行けない温泉 (小学館文庫)

命からがら―誰も行けない温泉 (小学館文庫)

大原利雄『命からがら 誰も行けない温泉』がありました。
富士日記』はまったく別の本棚にあったのですが、上中下ちゃーんと揃って並んでいたからセーフ。ちなみに安岡章太郎『滑稽糞尿譚』太田光ヒレハレ草』深沢七郎楢山節考宮沢章夫『わからなくなってきました』でした。深読みすれば関連づけも出来そうだが、それは一人で(無理やりヘリクツを考えて)楽しみます。
かんじんの探し物は見つかってません(じつは題名も思い出せない)