どうかお元気で
昨日出かけたが体調すぐれず。とっとと帰宅しカメの世話をして寝る。夜に起きて新聞を読み(熱心には読まないんですけどね。いつもなんとなくメクルだけ)萱野茂さんがお亡くなりになったことを知りました。我が家には萱野さんの著書がたくさんありますよ。一番好きなのは『アイヌ語辞典』いつも枕元にある本です。昨日はいつもより読んだ。今日もいつもより読む。言葉ひとつひとつの向こうにはどんなに広大な物語や生活があったんだろうと思います。
- 作者: 萱野茂
- 出版社/メーカー: 三省堂
- 発売日: 2002/10/01
- メディア: ハードカバー
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真志保さん、萱野さんはアイヌ語を母語として育った方だと聞いています。お二人の著書を読まれたことのある方ならおわかりになると思いますが、母語のアイヌ語がどれだけ豊かな言葉なのかがわかる日本語の使い手でもあります(真志保さんの著書では『アイヌ語入門』が一番好きだな。折り込みで入っている冊子がいいんですよ。すごくいい)
新聞で萱野さんの記事を読み『えっ』と思ったけれど『けっこうなお歳だったのか』とも感じました。精力的に活動していらっしゃったので、もっとお若いと思い込んでいたので。そうかアイヌ語が母語の方だったのか・・と、あらためてシンとした気持ちになってしまいました。色々書きたいことはあるのですが、書きたいことがありすぎるというのも困りもの。ユーカラのように口伝いに萱野さんの素晴らしさを語ってゆくのが一番腑に落ちるような気もする。
萱野さんを送るにふさわしい言葉がどういう言葉なのかわかりませんが、あちらの世界でもどうかお元気で。