今月に入ってから曜日も日にちもよくわかんないような生活と送っていたので、外でご飯を食べる約束をしていたのをすっかり忘れ、しかしながら前日に思い出し事なきを得る。と思っていたら、家を出たとたん近所の人と雑談を開始してしまい結局待ち合せに20分遅れる。
伊藤さんも10分くらい遅れたそうで、その理由が朝から美容院に行っていたかららしい。その行動的なことに対して感心していたら、転職し通勤や仕事内容が今までにないくらい(働きだしてから今までで一番)負担が少なく、そのうえ一番(日常生活が)充実しているらしい。
「だからね、最近私ヘンなんだよ。どんどん朝起きるのが早くなって、夜寝るのも早くなって。前と働いてる時間は同じなのに時間に余裕があるのよー。同じ時間なのにあきらかに違うってすごくない?」と、はたからみたら大変健康的そうな生活を「ヘン」と言っていて、おもしろかった。ズボンを買う時に61センチって書いてあるのに、大きい61センチと小さい61センチがありますよね。
以前の伊藤さんの口癖は「体によさそー」だったのに、その言葉を聞かなくなったのが内心笑える(本人は絶対に気づいていない)前は本当にしょっちゅう言っていて「体によさそー!って、ものすごいあほっぽいよね」と茶化していたんだけど、それができなくなったのは残念。次会った時は、私が連発しようと思う。(言わなくなったことを気づかせるために)
今回のテーマ(雑談)は近況報告と、私の不安をつらつらと言ったのだけど、その不安というのは「住処をかえて、また新たな近所付き合い生活がはじまるわけだけど、私はまったくもって自信がない。周囲の人はいったいどうやったらできているのかわからない。私と同じように不安もありつつやってるのか、なんとなくいつの間にかできてしまうのか…おそらくだけど誰しもはじめは不安だったはずなのに、私は生まれてこのかた不安がぬぐえたことは一度もない気がする」ということ。私がいたって真面目に喋っている具体的な不安のあれこれをヒーヒー笑いながら聞いていたけど、たしかにハタから聞くと笑える内容だよな!と喋っていて感じた。笑えるけど真面目な不安だから、もうしょっちゅう私は悩み続けるんだとも思ったりもして。昔から近所付き合いはもうまったくどうしていいのかわからなかったけど(親戚付き合いも)今もわからない。私ができることは「こんにちはー」と(とりあえず自分が思う、ちょっと大きめの声で)言うことだけだ。
「長くつきあってたらわかるけど、たまーにこれでもかってくらいみみっちいことで不安がるよね!真剣なんだろうけど、そうは見えないからギャグとしか思えない。不安そうは見えないからきっと近所付き合いはうまくやれると思うよ。むしろ「人付き合い上手にやってるなーいいなー」くらいに思ってる人もいると思うよ」と言い返されて、そうそう私のトクなところは、そこなんだよねー。と素直に認めてみました。内面はとりあえずすみによせて、伊藤さんの言うようであればいいな!と思う。